回帰現象

なんか色々書いてます。

永遠の課題 創作意欲

最近文書書きたくなるけど、書きたくねー。 創作意欲がまるでない。 いや……継続しない。 文書書き始めるとすぐにやめる。 これはヤバイぞ。 取り敢えず休憩がてら寝て、明日の自分になんとかしてもらおう。 おやすみなさい。

春(死)の芽吹き

僕には桜の樹木が見える。それは色んな人の頭の上にあるのだけれど、まだ蕾の人やそもそも芽吹いてもいないものまである。環境や四季などには全く作用されず、一切干渉ができなくて、可視化できているのは自分だけ。 不思議な気分だった。今だって大きな街の…

金木犀は哀に降り立つ

……ところで。 哀と、愛は、読みが同じだけじゃないだと思う。 この二つに"涙"は付き物……背中合わせの感情で、きっとこの景色に終点はない。 愛は欲しいものだけど、哀は消え去って欲しい感情だ。 だって、何が悲しいのかさえ忘れてしまいそうになったらそれ…

無色傷 1

無色の記憶/ 人を殺した。 コンクリートに広がる紅は美しかった。煙草の灰ですら染めるその純然さは、吸血鬼が血に耽美的な姿勢を持つ理由が分かる。 けれど不思議だ。 あれだけ色褪せた世界が一瞬で別の色に塗り替わるなんて。 思ったよりもあっさりで、一…

これは二人の男女の腐った話

外の空気は美味しい。あぁ、勘違いしないで欲しいんだが、この美味しいとは多様な味覚を指す言葉じゃない。 澄んでるとか綺麗だとか、そういうのを示している。 率直に言うと今自分は三日振りに外に出た。ちなみに自分はそれは時間を遡ること……なんて小説家…

ヴォルフとネフィリア

深い深い闇に覆われた夜のことだった。 「ヴォルフ?」 「ネ、ネフィリアさん……」 ヴォルフと呼ばれた青年は、自分よりも短躯な少女であるネフィリアを前に後ずさる。 いつもより落ち着きのない彼を前に、ネフィリアは何かを勘繰ると不服そうに頬を膨らませ…

光瀬と火焚がお茶するだけ

「……火焚?」 「おー亜輝ちゃん!壮健かー?」 軽快になった携帯から聞こえた快活な音声。 公園にいた光瀬 亜輝は眉一つ顰めることなく、電話主である火焚 唯香へと平坦に対応する。 「別に」 「なんや!今日はクリスマスやで〜?もしかしてクリぼっち?」 …

鬱デス KR

「そういえば最近、アルデスくんを訓練所で見ないのですが……」 「……いや、あいつのことは今は忘れろ。特訓に集中するんだ」 「そんな! それでは彼があまりにも可哀想でしょう!?」 黒髪の少女シオンが悲痛そうに訴えると、会話相手の獣人ダンツが少しだけ…

闇を裂く、剣狼

時代は一八八八年。秋の温もりが緩やかに冬の寒さへと移りゆく十月の中頃。 排煙覆う鈍色の空に鳴り響くのは、大都市ロンドンの発展の生命線たる巨大な機械の駆動音。 横一列に並ぶ煙突からは黒煙が舞い上がり、そんな黒煙を切り裂くようにして複雑な装飾の…